2014年8月、掻い摘んで書かせていただきました「会社経営の過去」より、
私の社長業も第2ステージに入ったのではないかと考えています。
今から約7年前に「旅行からはずれた新規事業の創出」というテーマのもと作られた子会社、
ワールド商事株式会社の新規事業による順調な進捗推移のもと、親会社である株式会社ワールドトラベルサービスを今一度統合し、
ワールドコーポレーション株式会社として新たなスタートをすることになったためです。
ずぶの素人も少しは経営業を覚え、会社の将来の方向性を少しは考えられる余裕と時間ができたからかも知れません。
ワールドコーポレーション株式会社という名称は私自らが自分で考えました。
私は自分で「こうだ」と思う時、誰か他の人に相談をせずに一人で決めています。
過去の経験からですがスパッと決めて行動に移した事は、
結構な割合で好転していることが多い反面、人に相談を持ちかけたり、悩んでいる時間が長い時は、
あきらめた方が良かったような気がしているのです。
ようやくですが、会社における自分の性格がわかってきたようで、悩んだり考えたりしている行動そのものが、
やめたほうが良い時であると考えるようになったのです。
なんとなくですが、自分が悩むことや考えることが自然の成り行きに反しており、
仮にゴリ押しして進めた事は全てうまくいかないであろうと言う、
昔の言い伝えにあるような少し古臭いイメージを持っているのかもしれません。
社名に話は戻りますが、「ワールド」さんという名称で呼んでいただくお客様やお取引先があまりにも多いので、
これをなくすわけにはいかないなと思い名付けたのです。
そして同時に、会社のホームページを制作する話になり、「どんなホームページにしますか?」という議論がなされることになり、
その前に「どんな会社なんですか?」というページ作りの根幹に関わるテーマを
外部の人にわかるようにしなければならいない事に気が付きました。
それは、過去に考えてこなかったような、突然聞かれても答えられないような、経営者として全くお恥ずかしい作業となりました。
そこで、自分で自分に対してQ&Aを書いて見ることにしました。
「Q.会社のコンセプトやモットーは?」という基本的な質問に対して
考えたことも無かったわりに、何の躊躇も無くスッと出てきたのが「心地いい」という言葉で、会社に色つけるなら「白」でした。
またまた、悩まない瞬間を味わい、これしかないという感じなのです。
『同じものを買うにしても、「やはりお宅がいいわね!」と言われるための、「心地よさ」を会社全体で考え、モットーにしています。
現在、弊社の主な事業は「フラワー」ですが、
これらの横のつながりや関連性はほぼないと思われます。
会社の歴史の中で過去の私達には創造もつかない業態の展開をしてきた経緯を考えますと、
これからの私達にも未知な商品やサービスの取り扱いが、まだまだたくさん待っている気がします。
何も無いところに新たな価値をつくり、発展させる。何も無い画用紙に絵を描くような仕事をする会社。
企業カラーは何も無い…ずばり「白」だと思います。』
というような具合で、紙に書いて見たらこんな感じでした。
書いている途中ですが、異なる仕事を色々と手がけるようになった弊社は、
小さな所帯にも関わらず部署毎で全く異なる仕事をしているために、
1つの会社として見ると、何の統一性もなく、
企業コンセプトや会社のモットーなど仕事における理念もないままに続けていた事に気がつきました。
CI(コーポレートアイデンティティ)…
以前より言葉は知っていましたが、こういう時に使うのかなと初めて思いました。
こうして今回生まれました、企業キャッチ「使って、心地いい通販を…」
全社にて目指すべき会社の営業方針として、新会社をスタートすることに決めたのです。
また、「この会社は何のためにあるのか?」という経営者に対する究極の質問も同時に考えましたが、
まだまだ未熟な経営歴の私には答えられないままのスタートでもありました。
2014年8月